もうどう犬はカーナビみたいに道あん内はしてくれません。
もうどう犬といっしょに歩く人(もうどう犬ユーザー)が道をおぼえて歩きます。
もうどう犬は歩くときにおてつだいをしてくれます。
もうどう犬のお仕事
もうどう犬はもうどう犬ユーザーさんと歩く時に、主に5つのお手つだいをしてくれます。
①道のはしを歩く
…学校に行く時にみなさんも、車が来た時に危なくないように、道のはしっこを歩くと思います。それと同じで、もうどう犬が道を見て、道のはしっこによって安全に歩いてくれます。
②しょうがい物をよける
…止めてある自転車や置いてある物、すれちがう歩行者などにぶつからない様によけてくれます。いっしょに歩くもうどう犬ユーザーさんことを考えて、高さや広さにも注意して安全に通れる道をえらびます。
③だんさを見つけて止まる
…階だんなどの大きなだんさだけではなく、町の中にはいろいろな所にだんさがあります。写真は、横だん歩道の所の「歩道と車道のだんさ」を見つけて止まって教えてくれている所です。
④角で止まる
…交さ点や角を見つけると止まって教えてくれます。もうどう犬ユーザーは、いま何こ目の角で止まったか数えることで、頭の中の地図で今この辺りを歩いているんだと考える事ができます。
⑤人の指じした方向にすすむ
…角で止まった際に、方向の指じ語「ライト・レフト・ストレート」を聞いて、その方向に歩きます。
・もうどう犬は5つのお手つだいする
・もうどう犬ユーザーは目てき地までの道順をおぼえて正しい指じを出す
という風に、それぞれ力を合わせて歩いています。もうどう犬がいるともうどう犬ユーザーは、安全に安心して歩く事ができるのです。
ハーネスはお仕事中のサイン
もうどう犬が仕事をしている時には、かならずハーネスをつけています。
もうどう犬が段さで止まったり、しょうがい物をよけた時につたわるハーネスの動きで、
「階だんを見つけてくれた」「何か物をよけたんだな」ともうどう犬ユーザーは感じることができます。
また、ハーネスはまわりの人に「今はお仕事中です」と知ってもらうためのサインでもあります。
ハーネスをつけているもうどう犬を町で見かけた時には、「みんなへのおねがい」を思い出して、
正しいせっしかたをして、もうどう犬が安全にもうどう犬ユーザーさんと歩ける様にきょう力してあげてください。
もうどう犬はパートナー
もうどう犬のごはんやトイレ、グルーミングや耳そうじ・歯みきがき、月1~2回のシャンプーなど、
毎日のお世話は、もうどう犬ユーザーが行います。もうどう犬ユーザーともうどう犬の間に深いしんらいときずなが生まれます。もうどう犬は安全な歩行のお手つだいだけではなく、もうどう犬ユーザーにとって、きぼうとよろこびをくれるさい高のパートナーです。